信用と信頼の違いを考える
日本人ながら、なんとなく言葉を使っていることが多い。
というか母国語なんて生まれながら環境で与えられているので、意識しないと考えることもない。
これは最近私が気づいた事例の1つである。
信用と信頼の違い。
さて、これを読んでる皆さんは信用と信頼の違いを明確に説明出来るだろうか。
言葉というのは、なんとなくより説明出来るぐらいに理解していて困ることはない。
もったいぶっても仕方ないので、早速説明しよう。
先に伝えておくが、これはあくまでマックス的な解釈である。
【信用】とは、『過去』の実績(事実)について相手を信じることである。
【信頼】とは、『未来』に対して、無条件で相手を信じることである。
さあ、この2つを見比べていかがだろう。
【信用】は実際にあるもの。【信頼】は見えないもの。とも表現してもいいと思う。
具体例で、補足しよう。
《信用金庫》という地域の金融機関がある。
これは過去にこれだけのお金を集めているという実績の下、信用してお金を預けている。
では、信頼金庫というものをがあった時に皆さんはご自身の資産を預けるだろうか?
きっと躊躇する人は多いと思う。
ここで考えて頂きたいのは、《人間関係》である。
我々は幼い時から学校で友人関係は、『信頼関係』を結びなさい。と教えられてきたハズである。
【信頼】という上の説明から解説すると、《無条件》に相手を信じるしかないのである。
《信頼関係》ならば、仮に相手(友人)に裏切られたとしても怒ってはいけない。
『今回は上手くいかなかったけど、君のことはまだまだ信頼するよ』
と爽やかに言い返すくらいの態度が出来るかが、《信頼関係》を結ぶことではないか?
私が言いたいのは、今世の中の人間関係が《信用関係》で結ばれているのではない。
つまり、損得勘定や利害関係で繋がっていることが多いのではないか?
もちろん、信用から信頼が生まれることも私は否定しない。
ただ、信頼しているつもりが、実は信用しているだけではないか?
日本語を作った我々の先祖が、
わざわざ【信用】と【信頼】を分けた意味を心に留めて未来に進むことが大切だと思う。
☆Everyday Reborn☆